業者・職人による自主検査は行っていますか?
一般的によく聞く流れとして、
「業者・職人による工事が終わった後に、
請求書が送られてきてその金額をチェックする」
という方法があります。
この場合、業者・職人による仕事の責任は誰が持つのでしょうか?
もし不具合やミスなどがあった時、どう対応するのでしょうか?
仕事とは、それをおこなった人が責任をもって次へ渡すことが本来の姿です。
ところが、請求書が送られてきた時点で既に工事が進んでいますので
何かあった時に対応ができません。
また、その補修等をどちらが負担するのかも明確にならないケースもあり
トラブルの原因ともなってきます。
このようなことを避けるため、また本来の形にするためには
各業者・職人が責任を持って自主検査を行う必要があります。
まずは自分で検査し、それに問題なければ工事監督へ確認を依頼するのです。
監督はすぐに現場でチェックをして、「問題あり・なし」を通知し
もし何かあればすぐに是正を指示します。
この流れが、業者・職人による自主検査です。
実はこの仕組みを導入すると、品質が自然に上がります。
監督による受取検査に合格しないと支払いをしないからです。
支払いがないと困りますし、何度も是正があるとこれも困りますので、
業者・職人も品質にシビアになり、結果的に品質が上がるのです。
前回の品質管理の話の中で出てきましたが、
工事監督も何度も現場に行けるわけでもありません。
そのためにも、業者・職人が品質の記録を撮っておくことが
とても重要になるのです。
よって、自主検査も写真付きで送ってもらうのが基本です。
御社は、そのような体制がつくれますか?
自主検査は、最近の業務サポートサービスの中に組み込まれてきたようです。
そのようなサービスを使うと表面的には可能になりますが、
やはりここにも標準化という考え方が必要になってきます。
これらのことについて、4/16に詳しく説明いたします。
是非ご参加ください!
次回は、
④原価管理についてお伝えします。
お楽しみに!