最後は、「請求書なしシステム」です。
工事管理の工程の中で、請求書処理に時間が掛かるケースが多いようです。
請求書処理というのは「作業」ですので、
これを軽減できると働き方改革にもつながってきます。
この請求書処理をなくしたシステムが「請求書なしシステム」です。
これは、検査と支払いを連動させたシステムです。
ここで、請求書なしの流れを記します。
1.実行予算を組み、確認できた段階で協力業者に事前発注を行う
2.各業者はその発注指示による工事、
或いは資材の納材を完了させ、自主検査をする。
品質基準に合致したことを確認したら、
業者は現場監督(現場責任者)に受入検査(検収)を依頼する。
3.現場監督(現場責任者)が受入検査を行い、
会社の基準に合致していれば
業者の提出した「工事・納材の完了届」に「合格」サインをして
経理(支払い責任者)にその完了届を渡す。
4.経理(支払い責任者)が発注内容の相違ないことを確認した後、
自動的に支払い業務(業者への振り込み)が実行される。
この請求書なしシステムを稼働するには、
①工事・資材の標準化とその単価決め
②協力業者との請負契約の実施
③発注方法の標準化・システム化
などが必要になってきます。
更に、積算、事前発注、原価管理体制や自主検査制度などが整っていなければなりません
当然図面が完成していないとこのシステムが動きません。
よって、なかなか採用できていないのが現状です。
しかし、これらができると業務改善・短縮につながります。
業者に対しても請求書を発行しなくて良くなるため、
その面での働き方改革に貢献できます。
業者による自主検査制度が必要となるため、品質も向上できるはずです。
更に、原価の確定が早い段階で分かるため経営の見える化にもつながります。
正直なところ、工務店の皆様は
採用しない方が損だと思いますけど・・・・・・。
これまで紹介した内容は、最終的にはこの「請求書なしシステム」につながります。
このシステムを比較的導入しやすいようにエクセルツールを用意しました。
詳しくは、ビルダーズシステムのページをご覧ください。
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