御社の品質管理は万全ですか?
品質管理では、現場の写真を撮って記録しておく必要があります。
しかし未だに多くの企業において、
・ただ写真を撮っておくだけで整理できていない
・写真を撮るポイントが決まっていない
・写真の枚数もそれほど多くない
・お客様に報告書として渡していない etc
といった現状もあるようです。
良品質な施工は当たり前のことです。
それには各施工がしっかりとした工程・品質でできているのか、
厳しくチェックすることが必要であり、
それが監督の品質管理の仕事です。
最近は施工不良や違法建築などが明らかになり、
その対応で四苦八苦するといった事例が多くみられます。
名の知れた住宅会社でもそのようなことがあるのが現実。
お客様は品質に不安を抱えておられます!
その不安を払しょくするには、
自社できちんとした品質管理をおこなっていることを
お客様に明確に伝えることです。
住宅産業塾のサービス(ビルダーズシステム)を活用した品質管理例(新建ハウジングプラスワン20193月号)
例えば、品質管理としてどのようなことをおこなうのか、
それらの写真をお客様に定期的に報告するのかどうかなど、
お客様に安心感を提供することが重要です。
ところが、このあたりがあやふやな会社が実は多くあります。
「これだけの品質管理項目がある」という話をすると、
そんなに現場に行けない、時間が掛かりすぎる、
中には写真もあまり撮らないのが当たり前、
といった答えをする方もおられます。
これらは、今おこなっている業務の流れ、内容が正しいと思っているのが前提であり、
それらを改善する必要性を感じていないパターンです。
何かのきっかけで品質に疑問が生じ、
クレームになったらどうしますか?
お客様との関係が崩れてしまい、
悪い評判が立ったらどうしますか?
もし御社の経営者・幹部がこれらのことを把握していないのであれば、
品質管理に関わる業務改善が必要だと思われます。
また、写真整理にとても時間が掛かっている、
監督業務が増えるという感覚があるようなら
効果的なITシステムなどの活用も必要になります。
次回は、
③業者・職人による自主検査についてお伝えします。
お楽しみに!