1.本気で改善・実行する。
住宅会社としてのビジョンを確立し、強固な意志で「商品」、「セールスを含むビジネスシステム」を構築することである。そしてそれを徹底実行することである。
なぜ?を追求することなく営業の質と生産性が改善・向上することはない。本気で分析し、本気で考え、本気で決断し、本気で実行することが求められている。そして、現在の企業ポテンシャル(企業活性度・活力)や経営資源において一番強い良い方法を構築し、戦うことである。
お客様が展示場に来ないからダメ、見学会にもお客様が来ないからダメ、予算がないからダメ、競合が多くてダメなどのように考えると、これは企業沈没しかない。もっともダメなことは何も仕掛けず、何もせず、言い訳をしていることである。世の中が変わってきているのだから、自らを変えていかざるを得ない。本気で考え、本気で改善を実行することである。言い訳とマンネリでは何も起こらず、何も解決しない。
気づくか気づかないか、考えるか考えないか、決断するか決断しないか、実行するか実行しないか、徹底するか徹底しないか、継続するか継続しないかで運命が分かれる。
気づくか気づかないには大きな距離・差がある。また実行するか実行しないかでは大きなへだたりがある。
だから実行し続ける企業はより強くなっていくのである。本気で実行し、改善することである。
2.勝敗因の分析を
工務店・ビルダーは自社の一番強い営業システムを構築する努力をしなければならない。
それには常に問題意識を持ち、どうすればよくなるか、どうすれば効果的になるかを考え続けることである。うまく契約できたケースから、なぜうまくいったのか、それの成功の鍵を研究(勝因分析)することである。偶然であろうが成約できたことは素晴らしいことである。
どんな形であっても突き詰めて考えれば成功の鍵が見えてくる。逆に失敗した場合や契約できなかった場合にも、しっかりとその逃客の理由・原因を3~5回whyして徹底分析(敗因分析・逃客分析)することである。一回だけしか分析しない企業が多いが、これでは真のお客様の拒否の原因(真因)がわからない。
本当の根っこの原因がわからなければ、解決のための努力もできない。
そのためまた同じ問題が繰り返し繰り返し発生し、営業の品質も生産性も落ちることになる。
現実の事実を謙虚に見ることが大切である。
成功したことから成功の鍵を、失敗・逃客したことから本当の根っこの問題点(真因)を発見し解決していく。この発見・改善・強化を続けることによって確実に成功の確率は高まっていく。
さらに成功と失敗からだけでなく、他社・他人からも謙虚に学ぶことである。
他社も他人も何かしら素晴らしく良い点を持っているものである。貪欲に学ぶ姿勢が大切である。
学ぶ姿勢があれば、情報はどんどん入ってくるし、常にバージョンアップを図っていくことができる。
わが社のベストセールスシステム構築に全力を挙げることである。
3.徹底して営業システムを磨こう
売れるには売れる理由がある。売れないのには売れない理由がある。売れる仕組みづくりに全力をあげなければならない。知恵を使わなければ営業力は強化できない。
商品は当然のこと、営業面でも見込み客発見力の強化、クロージング力の強化、
CS実現対応力の強化、営業支援システムの構築
①プレゼン・積算支援システム
②同行・同席立会い支援システム
③装置・システムの支援システム
④ベストセールスシステム
⑤情報誌
⑥顧客囲い込みシステム etc.
などについて徹底して考える必要がある。
ベストセールスでやるべきポイントは、
①初期面談・2時間着座営業の実施
②現場案内・3時間以上営業
③敷地環境調査・ヒヤリングの徹底
④第1回プレゼンで勝負である。
本気で徹底すれば契約の確率が上がる。