お客様から積極的に営業支援していただくうえで、工事段階における対応が大きなカギとなります。お客様は、契約から工事段階にその不安と期待値が上昇し、引渡し前に最大となりますので、その時までにしっかりとした対応ができているかどうかにより、その後の関係が大きく変わります。
現場監督が頻繁に現場に行き、打ち合わせにいそしんでいることを一生懸命頑張っていると評価していませんか?本来、品質管理体制がしっかりしていれば、現場監督は必要な時に現場に行き確認すればよく、そんなに沢山行く必要は無いはずです。図面が不明確、収まりがわかならない、仕様が決まっていないなどの理由で何度も現場に行くことを余儀なくされているのが現状でしょう。
良品質であることは、本来当たり前です。そのために、各施工がきっちり工程管理され、一定の品質が守られているか厳しくチェックすることが求められます。また、それを監督が効率的に管理し、お客様に報告し安心していただき信頼を高めること。このために、ぜひ工程・工種別品質管理体制を見直し、整備してください。
この品質管理体制を築くためには、チェックリストに基づいた「品質基準」を明確にすることが必要不可欠です。ただし、チェックリストがあれば画一的に品質が保たれるわけでなく、その検査方法を具体化し訓練できる体制を整え、さらに現場に関わる全ての大工・職人、協力業者が「品質基準」を理解し責任をもって施工すること。この2点が重要です。
これらが整備されていれば、品質管理を監督に一任する必要は無くなります。専門検査員を育成することで監督の業務を大きく省力化できるでしょう。住宅産業塾では、未経験のパートを検査員として短期育成し活用事例が沢山あり、他企業にも推奨しています。むしろ、ルールを守り、なれ合い無く妥協を許さない分、より品質が向上するという成果が出ている会社もままあります。
品質管理体制が整備されれば、それは監督業務の効率化に直結し業務時間を短縮することができます。それは、お客様対応など本来やるべき業務に力を注げるようになることでもあります。現場が進行している段階では、監督が一番多くお客様と接します。品質がしっかり守られていることが前提ですが、その時に監督が良いコミュニケーションをすること、そして営業協力ないし紹介を依頼することにより、監督は会社に営業貢献することも大いに可能です。地域で一番信頼に応える会社チャレンジプロジェクトでは、引渡し時点で2件のお客様紹介を目標としています。それだけ大きな可能性を監督はになっているということです。
工程管理・品質管理体制を整えれば、今は優れたITサービスもありますので、監督業務を大きく効率化させられます。高品質の維持とお客様対応の充実を目指していきましょう。
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