先日、ジャパンホームショーが開催され、
新建ハウジング様のブースにて、
住宅産業塾より佐野郁夫が登壇させていただきました。
「未来型工務店経営」の在り方がテーマでした。
未来型、というと
変化対応ありき、ITありき、
というイメージもあります。
もちろんこの流れに対応することは必要不可欠ですが、
一方、変わらない、変わるべきでない本質、
も大事にしていく必要があります。
工務店の原点である「現場」とお客様を大事にすること。
これは変わることのない本質(縦軸)として、
追求し続けることは必要不可欠です。
そのうえで、変化対応の横軸にも柔軟に対応していくことです。
例えば、生産性向上のためのDX化推進、
デジタル化などはそれにあたります。
この両輪をうまく組み合わされば、
例えば「現場」の生産性は飛躍的に向上し、
顧客や地域から信頼され、「顧客創造」成果まで期待できるようになるでしょう。
もちろん、信頼構築手段は色々ありますが、
その中でも、「現場」は見るだけで判断できて信頼を得やすく、
わかりやすいため、最もやりやすいテーマです。
そのため、是非お勧めしたいと思いますが、
「現場」をベースに顧客信頼を獲得するために必要となるのは、
「魅せる現場」づくり と「業務の標準化」です。
「魅せる現場」は、きれい に限らず、
安全第一、そして近隣配慮まで徹底すること。
「業務の標準化」は、簡単に言えば、いつだれがどこで何をするか、
業務の流れに沿って明確な決め事をつくること。です。
その決め事は、あくまで現時点のもの。
色々な変化に合わせ、その時のベストな内容でなければならず、
常に進化することが必要です。
そして、この標準化はデジタルとマッチしますので、
それにより生産性を上げ、工事監督業務を管理から
あるべきお客様対応にシフトしていただきたいと思います。
今回のセッションは、見逃し視聴を合わせて
大変多くの方にご覧いただいているようです。
それだけ「現場」が注目されていることを実感します。
皆さんも、是非「現場」から改善を進めてください。