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住宅ビジネス成功の鍵2024開催報告①

顧客との関係が良く、選ばれ続ける企業へ。

そのための喫緊の課題として 
①顧客創造 ②アフター戦略 
について、その道のプロと実践例などを交え、マーケティング、広報そしてアフターコミュニケーションの観点から改革の道を考える
「住宅ビジネス成功の鍵2024」を開催しました。

 

推進の担い手として、今回は住宅不動産事業のWEBマーケティングやDXの分野ではASX㈱代表取締役 蓼沼康之様、そして広報PRの分野は㈱カタリテ 代表取締役 佐藤恭子様にゲスト講演いただきました。

 



そして、新たなアフター支援サービスとして、日本ビルダー支援機構㈱代表取締役和田信雄様からも、アフター戦略について有益なお話をいただき、さらに実践者様のお声として、サンワ設計㈱代表取締役草場昭二様からも貴重なお話をうかがうことができました。

今回は、まず前編として、①顧客創造 に関する内容についてご紹介いたします。

 

WEBブランディングありきのWEBマーケティングで反響の質を変える!

マーケティングの勘所 ~売れ続ける仕組みづくり~

ASX株式会社 代表取締役 蓼沼 康之 様


建築不動産業界に特化したWEBマーケティングやDXの支援で多くの大小企業の支援をしておられる蓼沼様。これまでの実績や失敗事例を踏まえながら特にWEBマーケティングの思考のヒントをお話しいただきました。

 

「多くの企業で、SNSの更新やフォロワー対策、WEB広告、サイトのアクセス増において、資金を使いながら努力をしておられますが、満足のいく結果を収めている企業は多くありません。

 


その前提として、マーケティングの前にWEBブランディングを徹底すべきであるところ、これが十分になされていない企業がほとんどです。

『誰に』、『何を』、『どう』、特に『誰に』、が明確でないと反響があったとしても無駄の多いものになります。WEBブランディングには二層あります。年齢や年収、マインドなど表層面、そして、なんのために、だれのために、なぜ、が深層面、これがファン化を進める原動力となります。」

 

さらに、WEB制作面でも色々なアドバイスをいただきました。

「結局のところ、理解から共感まで引き上げるには、ホームページだけでなく、その雰囲気が現場づくりでもできているか、そして 良くも悪くも最後はヒト。ブランディング確立出来たら、発信全般も、しっかりアウトプットができるようになり、良い循環が回るようになります。

また、業者の選定方法ですが、今のWEBマーケティング会社は無数にあります。その中でも、構想策定から企画は本来コンサルティングの役割であり、政策フェースはWEB制作会社、そして構想段階からWEBマーケティングを同時並行で触っていけるような理想の会社は極めて少ない状況です。できればそこまでを一気通貫に診てもらえる業者を選ぶようにしてほしいと思います。さらに、指標としてはアクセス数やフォロワーではなく、あくまでもROI(投資収益率)で判断するようにしましょう。」

 

最後に質問では、動画の活用についても質問がありましたが、やるのも良いが、あくまでも費用対効果の観点が重要であるというアドバイスをいただきました。

「経営広報は経営者の理想と覚悟」が必要

会社の未来を変える『経営広報』

株式会社カタリテ 代表取締役 佐藤 恭子氏

続いて佐藤様からは「経営広報」をテーマに、経営者が広報そして担当者とどう向き合うべきか、という話を中心に講演いただきました。

広報は営業の一部とみられがちですが、経営そのものであり経営者ご自身が広報と向き合わねばなりません。

 

「個人の名もなき人の発信が社会現象になる時代です。
逆に良い言葉を発信すれば、ものすごい効果が生まれる可能性があります。広報は、一言で各ステークホルダーとのコミュニケーションを演出する仕事です。外部に伝わりやすい形になるようかみ砕いて伝える。



経営広報は、経営者の想いや覚悟を引き出して言語化し、それを全方向に発信することです。伝わりやすい形に社内外に伝える役割です。

 

そして、経営広報において大事な要素として、以下のように説かれました。

 

「一番大事なのは、「経営者の理解と覚悟」。成果は見えづらいが、どれだけ社長が重要視し時間と労力を割けるか。逆に、広報担当者がどれだけ社長とコミュニケーションをとっているか。今から未来をどう考えているか、社長の想いをどれだけコミュニケーションを通じて理解してもらうか。広報の最も重要な役割は社内外にそれを発信することです。優しく社長の想いをかみ砕いて、媒体を選び発信する。そして、それは会社が好きでないとできません。」


経営者と担当者とのコミュニケーション、色々なスキル以前に、この点が大事であることをお伝えいただきました。

次の回は、アフター戦略を含むその後をご紹介いたします。

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