アートのある食卓 ~ペンダント照明はもういらない~

私だけの食卓照明

 

●場の雰囲気を演出。

 

 食卓照明を考える時、どんなペンダント照明がインテリアに合うのか? と考えたことはあると思います。

そして、明るさは大丈夫? も。

意匠を選ぶ楽しさがありますから、否定はしません。ですが、もっとドラスティックに食卓を演出することだって出来るのです。

 

 今回は、ガラスアートの作品を創作する北海道洞爺湖の畔の「glagla」で生まれたガラスの板を食卓に吊るしてみました。

しかも、ガラスの下端がテーブルトップから350ミリの高さ。低すぎないかい? と言われそうですが、

これが意外といい場の雰囲気を創り出します。空調の影響でゆっくりとした動き(回転)も演出のひとつ。ガラスのエッジの煌めきとガラスを通した光の影が食卓テーブルに落ち、何とも言えない揺らぎは1/fの揺らぎの効果ともいえるひかりの演出です。

 

 

 テーブルから350ミリのところに吊り下げる? 邪魔じゃない?って思うかもしれないですが、

ハッキリ言って好みのアートでなければ邪魔。

 

毎日の食卓に断然華やかさが生まれます。実際に我が家の食卓に吊り下げ、家族の意見を聞きましたが、最初は「何これ?」だった子供たちでさえ、「ちょっといいね」になりました。


 

●主役は食材

 ガラスの演出よりも優先順位が高く一番に考えなければならないのが主役の食材を色鮮やかに演出すること。

これがあるからこそ食卓全体が整うのです。配線ダクトレールにスポットライトの照明設計。一人に1灯の割り振りがベター。そして、光は高演色型。光をクロスしガラスアートにあてるイメージで配灯することが成功するポイント。

 

 

今まで感じたことのない「なにこれ!」を是非試してみて下さい。