ダウンライトの選定基準をしっかりと身につけませんか?
照明器具メーカーのカタログの中でも一番多くのアイテム数がある「ダウンライト」アイテム数が多いということは、適材適所に合わせて器具を選定できる準備ができていること。引いていえば、それだけ沢山のニーズや要望があるということです。ダウンライトの選定基準を知っているだけでも空間の作り方や考え方が大きく変わるのは言うまでもありません。
では、どんな選定基準を設ければ良いのか? ベース、ユニバーサルなどの器具の種類を縦軸に置き、横軸には開口寸法、色温度、配光角度、光束、演色性、調光、グレアなどを置く。空間に合わせて優先順位を付け器具の選定を考える。その際、複数のメーカーの同類の器具を検討すると、他社との比較や在庫などにも対応できます。
いつも同じメーカーの担当者に任せっきりという方もいると思いますが、依頼するにも自分なりの選定基準を持って依頼することで、メーカー担当者も適切な器具を選びやすくなります。
リビングルームのダウンライトを浅型の安価な器具を選定してしまったばかりに、眩しくて落ち着かない空間になってしまい、結果使われない。という、最悪のパターンになっても住宅設計者がそれを理解していなければ同じことを繰り返します。
最近の施工事例をSNSなどで頻繁に見ますが、素敵な施工写真なのになんで眩しさを考えない器具を選定したの? と思うことがなんと多いことか・・・。
配灯計画も大事ですが、器具の選定はもっと大事です。予算を削りやすいからと言って安価な照明器具を使うことで、とてもチープな空間になってしまいます。しかし、見た目には気にならないので、「こんなものか!」で片づけられるのも事実。
最高の暮らしを提案し提供する住宅事業者が建売事業者の提供する空間以下の施工事例を平気で投稿する。これも否めない悲しい事実。
ダウンライトの選定基準。
しっかりと身につけませんか?
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