【苦手な照明提案を活かす技】
悩む照明提案。意匠器具を選ぶのは得意だけど、間接照明は苦手。
ダウンライトの選定方法もよくわからない。
だから、安い器具を選んで「価格重視で選びました」と無難に済ます。こういう相談をよく受けます。
照明計画は専門性が高く、社内外のインテリアコーディネーターが最も苦手としている分野。
業界の慣習で照明設計は、「照明器具メーカーが無料で照明提案プランボードを作成する」のでそれを利用する工務店がほとんど。
しかし、無料がゆえに汎用性の高い平凡な提案になります。
これはクレームが出にくい反面、画一的で差別化(魅力化)に繋げることが出来ないことを意味します。
ここに切り込む工務店はまだまだ少ないですが、強みに変える可能性は大きいと考えます。
私の照明提案手法は、「照明器具の存在を隠し照明が主張しない空間デザインを提唱すること。」
これは、あらゆる素材にどんな質の「光」を当てると最大限の演出ができるのか?
を考えることを意味します。
光の当て方(当たり方)で、素材の見え方がどう変わるかを肌感覚で体得すること。
一見面倒に感じますが、これがわかると空間デザインの考え方やスキルが大幅に向上します。
何度か体験し感じ取れば自然と体得に繋がります。
これが上手く出来るようになると提案スキルが上がり、見込み客の期待値も上がります。
これを踏み台に提案を実施レベルに引き上げ具体化する流れ。
ここに現場監督が注意するポイントを加えれば横ぐしを通した一貫性が出来、職人との連携もとれる仕組みです。
照明という、ニッチな分野ですが、全ての住環境に必要不可欠な設備。それが照明です。
インテリアデザインに興味のある見込み客の発掘。
発掘した見込み客との距離感を縮め、成約率と受注単価を上げる仕組みと仕掛けに「照明計画」とい切り口を加えてみてはいかがでしょうか。
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