ヒアリングでの注意事項

お客様の家づくりにおいて、ヒアリングはとても重要になります。ヒアリング

がきちんと出来ていないと、お客様の要望と違うものを提案してしまい、結果

として何度もやり直したり、場合によっては契約に至らないということもあり

ます。


ヒアリングをするには、できれば今のお客様の住んでおられるところでおこな

うのが良いようです。そこでは普段の生活が見てとれます。事務所に来ていた

だいては本当のところが見えてこないこともありますので、なるべく現地でお

こなってみてはいかがでしょうか? また、夫婦別々に要望を聞いてみるのも

有効です。夫婦間でも言えないことというのはあるようで、それぞれのことを

聞いてベストな提案をすると、さすがプロと言われるようになるでしょう。


ヒアリングにおいては、まずは如何に心を開かせるかというところから始まり

ます。そして先入観や固定概念は捨てることも重要です。「こうだろう」と勝

手に思って聞くのではなく、全てを受け入れるように聞いてあげることです。

そして、簡潔に、印象深く、分かりやすく説明することも心がけてください。


話をするときにはいきなり本題に入るのではなく、世間話からおこなうことも

意外と重要です。このような時は、政治や経済というよりも、スポーツ新聞ぐ

らいの知識で話をすると、話が弾んだりします。このような話題がないときは、

敷地のことから話してみてください。


そして持ち物にも気を使ってください。プロの設計らしい筆記用具を常に身に

付けることです。持ち物なども意外と見られていることを意識しておいてくだ

さい。そして、プロらしい持ち物でその場で絵を描くことです。お客様の要望

を絵にすることでイメージがはっきりし、それをもとにプランに移行しますの

で、このイメージの共有もとても重要です。お客様の目の前ですばらしい絵が

描けると、それだけで感動されることもあります。


是非、出来るところから取り組んでみてください。





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