2015年6月の工務店力強化大会では、いろいろな会員さんの取り組みや自社の
らしさについて話をしていただきました。しかし、皆さん最初から出来ていた
訳ではありません。何らかのコンサルティングを受けたり、外部の力を借りる
ことによって変わってきております。ではどこの会社でも変わり成果がでるこ
とが出来るのか? それは取り組み姿勢により異なってくるようです。
例えば、住宅産業塾では現場の指導をおこなっています。これは、現場の品質
から安全、きれい、そしてマナーに至るまで指導します。また、帳票やマニュ
アル類などの整備も当然おこないます。それらについてその都度指摘・アドバ
イスをおこなうのですが、これらがきちんと実行に移せるか、そこが一番の課
題となります。実行すれば出来たところ、出来なかったところなどが出てきま
す。それを更に改善していくと自然に良い方向へ向かうのです。
もうひとつ、ベンチマーキングがあります。視察会や発表会など、他社の事例
を視て学ぶこと、ここから学び自社に取り入れることがとても有効になります。
ここでは視て聴いたことをどう反映させるのか、全てを取り入れることはでき
ませんので、そこに優先順位やスケジュールにまで落とし込むこと、それらが
あって実行レベルに進むのです。この何をやるかを決めるのがマネージャーの
仕事であり、これがしっかり出来ている会社ほど伸び方も早い傾向があります。
ただ見て良かったと思うだけと、そこから何を得てどう反映させるかを考える
こと、同じ視察会や勉強の場でも目的意識や気づきの違いにより、その先が大
きく変わります。先日の工務店力強化大会に参加された方は、そこから自社は
何に取り組むのか? すぐにまとめていますでしょうか? 早いところは既に
実行していると思います。まだのところは猛省してすぐに取り掛からなければ
なりません。
今後はこの差が経営に大きく影響する時代がきます。今すぐに変わりましょう!
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