普段から勉強会や外部向けセミナーなどを企画しますが、最近比較的興味が高
いのが現場系です。特に現場きれいの取り組みについては、おこないたいが続
かない、意識が高まらないなどの悩みが大きいようです。
今年は現場きれいの視察会を3回おこないました。実際に視ることも有効です
が、意識を変えていくことがまず必要です。そのようなことも踏まえて、改め
て現場の取り組みについて少し解説いたします。
まずは、「何故現場きれいをおこなうのか?」、そのことをきちんと伝えらえ
ているでしょうか? ただ単に「きれいにしましょう」では業者さんは動きま
せん。また、「やってください」という態度では反発を得るだけです。では、
どうしたらいいのでしょう?
まずは会社として取り組むことをきちんと宣言し、社員さんが現場に行ったと
きは、工事だけでなく営業でも設計でも社長でも、汚いとこを見つけたら掃除
をしてはいかがでしょうか? そのような姿を見せることで本気度が分かって
くるようです。また、現場きれいを何のためにおこなっているのか? 業者会
など機会のある都度訴えかけることも大切です。
現場きれいは、お客様へ心を込めて施工するという姿をあらわしたものです。
それと同時に、喜んでいただき信頼を頂くことで紹介などにもつながっていき
ます。紹介を頂ければ自分たちの仕事にもなるということですので、実は現場
きれいは自分たちのためにもなるのです。特に今後新築需要が減少していく中、
工務店の競争は厳しくなってきます。そのような市場となるわけですので、お
客様の信頼を少しでも得る行動のひとつとして、現場きれいがあるのです。
また、現場をきれいにすることは安全対策にもつながってきます。現場で自分
を守るのは自らの行動です。きれい活動を通じて安全に、お客様に喜んでいた
だいて、次の仕事につながっていく、このような流れやつながりを何度も繰り
返して話していくことが、きれい活動の継続化につながっていきます。試しに
おこなってみてください!
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