住宅産業塾の2015年のテーマは、”顧客創造”です。”顧客創造”をしていく
にあたり、自社の強み・らしさの構築が必要ですが、そのひとつは現場にあり
ます。お客様にとって目で見て分かることは、現場がきれいであるかどうかで
す。現場が期待以上にきれいであったなら、それだけでお客様の感動を呼ぶこ
とができるのです。そして現場をきれいにしていくということは、施工力向上
や安全管理などにもつながります。
この現場きれいや安全管理などを実現し継続させていくには、社員だけではな
く職人さん達も巻き込まなければなりません。現場に一番長くいるのは大工さ
んです。職人の中でも、まずは大工さんの協力をまず得るようにします。しか
し、ただ「きれいにしましょう」「安全にしましょう」と言っても、なかなか
継続するという意味では難しくなってきます。何故現場をきれいにするのか、
安全を強化する意味とは何なのか、そしてそれをすることで自分たちが将来ど
うなっていくのかなど、きちんと説明することが必要でしょう。
現場技術力とは、品質はもちろんのこと現場きれいの取り組みや安全に関する
管理体制、そして監督業務など多岐にわたり関係してきます。そしてそれらが
確実に実行できる仕組みが整っていることが、住宅会社としての責務です。現
場を疎かにしてはいけません。お客様に現場を見て信頼していただき、紹介等
へつなげていっていただきたいと考えております。
なおこのような現場に関する取り組みを強化するには、外部からのアドバイス
が有効な時があります。現在住宅産業塾の現場系コンサルティングを担当して
いる先生は、職人さん達の心を掴むのが非常にうまい方です。安全大会などの
講演をすると多くの方がその話に引き込まれ、納得してその気になります。興
味のある方は、現場技術力診断・コンサルティング、現場の安全衛生管理体制
構築コンサルティングを御覧ください。
