家づくりにおいて、デザイン性はどこの会社も気にすることだと思います。特
に新築需要が減少することで、工務店業界も競争が激化することが予想されて
いることから、デザイン力はひとつの大きな強みになり得ます。
デザイン力には感性が問われます。例えば何気ないコップをデッサンするとき
に、どのような角度でどんな表現であらわすのか、如何によく魅せるかといっ
たところが感性の部分になるのです。
建物についても、道路からの見え方がどうなのか、この方向から見た場合の窓
の位置や大きさはどうか、軒の深さや陰影がどうなるか、そして外観や屋根の
形はどう見えるのかなどなど、これらにこだわり細部に至るまで熟考すること
がとても重要となります。これらも感性の問題であり、細かいところにまで気
づくか気づかないかでデザイン力が大きく違ってくるのです。
そこで、デザイン力を向上させるために感性を高めるトレーニングをおこなっ
てみましょう。まず最初に大切なのは興味を持つことです。例えばコップなら
ば、「これはどうしてこのような形をしているのか」「使いやすいのか」「印
象はどうか」などに興味を持つことです。興味を持って線、色、空間などの表
現の仕方、そして細部のディテールに至るまで考えデッサンしてみることをお
勧めします。また建物であれば、いろいろなタイプの建物を視て感じる力を養
っていくと、感性が磨かれデザインにもいい影響が出てくるようです。
まずはいろいろなことに興味を持ち、デッサンをするなどをおこなってみるな
どに挑戦してみてください 感性が磨かれれば、いろいろなところに気づきが
生まれ、表現力なども向上してくるはずです。
住宅産業塾でもモデルハウス設計や新しいデザインに挑戦するなど、各社の技
量や要望に応じて個別指導をおこなっております。この指導には感性を磨くこ
とや、実際の建物をデザインするなどの指導をおこないます。住宅会社で現役
で家づくりをおこなっておられる手書きのスペシャリストに担当していただい
ており、その場での実技やアドバイスはとても勉強になるようです。来年には
指導している会社さんで、モデルハウスをオープンするところもあります。視
察会なども開催しますのでその時はその建物から何かを感じ取ってみてくださ
い。
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