助成金をうまく活用して人材教育を!

助成金・補助金とは返済をしなくてもよいお金です。頂けるというものですの

で、これをうまく活用したほうがとてもお得です。その中でも、研修やコンサ

ルティングなどについて、人材育成系の助成金が活用できる場合があるそうで

す。


厚生労働省の「キャリア形成促進助成金」とは、人材育成のための助成金です

が、訓練実施時間が20時間を超えるものであれば助成金の対象になります。

例えば、住宅産業塾では月1回で数カ月連続でおこなう「設計研修」「インテ

リア研修」という研修があり、これは研修自体が20時間を超えるためこの助

成金の対象となります。また、講師が各企業へ出向いて研修・指導するコンサ

ルティングも、継続的な訓練であれば助成金の対象になるようです。


この助成金は経費(受講料や外部講師の費用)に対する助成と、賃金助成があ

ります。若手の人材育成だと経費に対する助成率や賃金助成額とも優遇されて

おりますので、その条件に当てはまる方がおられれば活用するといいかもしれ

ません。また、非正規雇用者向けの「キャリアアップ助成金」というのも同じ

ような助成金として活用できるようです。


ただし一番面倒なのが手続き関係です。この助成金を受けるには職業能力開発

計画や、訓練カリキュラムなどを作成し、訓練開始の1カ月前までに提出・受

給資格認定を受ける必要があります。要するに「○○研修で助成金を受けよう」

と考えた場合、その1か月前には年間の能力開発計画を作成しておかなけばな

らないということです。よって、思い立ったら受けられるのではなく、綿密に

計画を作成しておくことが必要になるのです。


これらの手続き関係を外注で頼む方法もあります。ただしその報酬を考えると、

社員1名だけ申請するのでは、助成金を受けないほうが良いということにもな

りかねません。よって、このような助成金を受けるには、①社員全体の年間人

材育成計画を作っておくこと、②どのような訓練を受けるのか計画を作ってお

くこと、③早めに手続きをおこなっておくこと、そして助成額がどのくらいな

のかを把握しておくことなどが重要です。


一度やってみるとコツなどが掴めると思います。是非とも助成金をうまく活用

できるような会社になってください!





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