消費増税は延期となりましたが、新築需要が大幅に改善するわけではありませ
ん。逆にストック活用の分野は異業種の参入、コラボレーションによる新しい
ビジネス形態ができるなど、大きく変わっていくものと思われます。このよう
な状況において、工務店のリフォームビジネスをどう考えていくか? 来年は
この部分をしっかり構築していっていただきたいと考えております。
ではどのように考えたらいいか? まずは工務店ならではのリフォームをおこ
なうことです。設備の交換や小型の修繕などもHO様対応であれば必要です。
しかし、これらをメインにビジネスとしておこなうには、設備では設備メーカ
ーやリフォームに参入してきている家電量販店などには敵わないでしょう。ま
た、小口の修繕ばかりでは、忙しいだけで儲けという部分で厳しくなると思い
ます。
工務店の強みとは、やはり工事を伴うリフォームです。それは、耐震や断熱改
修などであり、さらには今とは違った新しい暮らしの提案などです。これらを
おこなっていくには、技術や知識も必要ですが、やはり仕組みも必要です。ひ
とりで一気通貫でおこなうには限界があります。そこで仕組みをつくるのです。
もうひとつ必要なのは、自社の強みをつくることです。新築で自社のらしさ・
強みがあれば、そのテイストでリフォームを訴えることができます。このよう
になれば新築orリフォームという選択肢ができ、お客様に最適な提案が出来る
ようになるのです。お客様が建て替えたいと思っていても、もしかしたら今の
住まいをリフォームして住み続けていただいたほうが良いときもあるのです。
ここがプロの提案であり、工務店でなければできないところではないでしょう
か?
これらをおこなうにはしっかりとした仕組みが必要です。住宅産業塾では、こ
の仕組みを構築して取り組んでいるところが増えてきました。必要があればお
手伝いします。将来に備えて、今のうちにリフォームビジネスを構築しましょ
う!
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