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● スタッフリレーコラム

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  ~業者・職人による自主検査体制の構築を~

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業者・職人による自主検査体制というのをご存知でしょうか? 住宅づくりに

は、多くの資材や職方が関わってきます。それぞれの仕事が終わった後に請求

書が送られてきて、金額があっているかを確認して支払い処理に廻すというの

が一般的に多く行われている流れだと思います。では、業者や職人の仕事が、

工務店が求めているレベルに届いていなかった場合、御社ではどのように対応

しますか?

 

現場では順次工事が進んでいきます。請求書のチェックをする段階でその内容

を確認するとなっても既に遅くないでしょうか? ということは、一般的にお

こなわれている上記の流れは、実はあまり良い方法ではないというのがお分か

りになるでしょうか?

 

実際には工事監督が現場でチェックする機会もあり、それぞれの業者・職人に

よる仕事内容もその都度チェックしているはずです。よってそれに代わるもの

として扱っているケースもあるようですので、問題なく工事を進めているのが

現状ではないでしょうか。しかし、それぞれの専門が自分の仕事に対して自分

でチェックをし、「間違いないから確認してください」という完了検査を依頼

するという流れを組むことで、責任の所在をはっきりさせることができます。

また、住宅会社側のチェックで不備があれば支払いがされないため、実は品質

の面でも自然と良くなってくることになります。

 

ところが、タイミングによっては「チェックする方が、かえって時間が掛かっ

てしまう」という意見もありますが、品質について誰が責任をもって確認して

いくべきかという視点で、その対策を考えたほうがよいです。そのために、最

近では品質管理として写真を撮るサービスもありますので、そのようなモノを

うまく使うことも考えてみましょう。

 

住宅産業塾がお勧めしているサービスもあります。こちらは、原価管理や請求

書なしシステムへの導入もやりやすいものとなっておりますので、興味のある

方はセミナーにご参加ください。セミナー情報は住宅産業塾HPまで。

 

 

                      (文責:事務局 佐野郁夫)