今はコロナショック、ウッドショック、価格アップショック、資材不足ショック、職人不足ショックなどで、てんてこまいされていると思います。
資材調達や、コストアップにどう対応するか、職人をいかに確保するかということなどで頭を痛めておられると思います。
勝ち残るために、いかに現状を乗り切るか、いかに競争力と付加価値をつけるかが最大急務となっています。
頑張ってください。
コストの明確化を
一般に、利益を上げるには
①売上げを上げる、付加価値をつける
②仕入れを下げる、出ずるをおさえる
③効率を上げる~生産性を上げる、回転率を上げる、回収率を上げる
ことが必要といわれています。
コストを考える時には、
①戦略としてのコストダウン(知恵)と、
②戦術としてのコスト管理(先行管理)
の二面を考える必要があります。
しかし、その前提条件をクリアーする必要があるといえます。
先ずコストを明確にすることです。
見積をとり、積み上げたものがコストだと誤解されています。
実際の原価がわかっていないともいえます。
材料はいくらか、工賃はいくらか、また歩掛かりはいくらかなど皆目わかっていないのではないかと心配になります。
情報をもたないため、業者の見積を信じるしかないのですが、これではコストが高くてどうしようもありません。
工務店では標準仕様書が明確でないところが多く、積算基準(拾い出し基準と単価明細)もないところが多いのが実態です。
真剣に経営をしているつもりでも大ザルになるのが現実です。
しかも悪いことには、着工前に完成した図面と完全な仕様が決められず、
事前発注もされていないので、原価が高くなるのが当たり前(3~10%up)になります。
受注売価が低ければ目も当てられません。
先ずコストを明確にしてから、コスト対応などいろいろな取り組みをされるべきだと思います。
ここのところをしっかり頑張って構築してください。良い仕事をして儲けてください。