「SDGsで未来戦略づくり講座」が始まりました。今回はオンラインによる双方向講座として実施することになりました。最近はコロナバブルとなり各社とも非常に忙しいようですが、そのような状況の中でも、会社の未来を創り上げることを考えている会社に集まっていただきました。
第1回の講座で行った内容を簡単に紹介いたします。
SDGsは2030年の世界共通目標です。「私たちの世界を変革する」と掲げています。「変革」という言葉を使っているので、単に変える程度ではありません。しかしいくら人類のためになっても、自社のためにならなければ意味がないので、地域に貢献しながら、地域の課題解決しながら自社の商売に結び付け、地域になくてはならない会社にしていくことが大切です。
そのための道具が「SDGs」であり、決してボランティアではありません。
既に子供たちは教育の中で学んでいます。高校では、SDGsが科目認定されるようです。
小・中・高でSDGsを学んでいくことになり、大学では既に学んでいます。Z世代やミレニアル世代は、「企業が達成すべきだと考える課題はどれか?」と聞くと、自社の収益、利益、販売ではなく、地域社会の改善や環境の改善などを重視しているという結果があります。
これから選ばれる会社には、SDGsに取り組んでいるかどうかにかかってくると言えるのです。
世界的にみると、日本のSDGsの認知度は諸外国に比べると低いのが現状ですが、若い人ほどよく知っています。
近い将来、SDGsのゴールに向かって取り組んでいる会社が、お客様から選ばれる時代になってくると言えるでしょう。
この講座は、単にSDGsに対応しましょう、というものではありません。
不確実、不安定な社会においても、持続可能な会社になるため、SDGsを視野に入れた2030年までの計画を作成し、実践できるようになることです。SDGsは会社の事業発展のための道具ですが、この道具の使い方を学び実践していくことです。
最終的なゴールは、
「SDGsに則った未来戦略となる2030年までの計画を作成する」です。
そのために、以下のような事をおこなっていきます。
🔘 まずはSDGsを知ること
🔘 これからの経営をやりやすくするための道具であることを知り、ビジネスチャンスにつなげること
🔘 計画作成の過程で、会社の在り方について見つめ直すこと
🔘 計画達成のために、人財育成・後継者育成方法を知ること
🔘 利益を残すことが出来る企業体質(筋肉質の企業体質)を創り上げる方法を知ること。
次回以降、まずはSDGsとの関係を知り、SDGs、事業継続、危機管理の観点から経営系計画の下地を完成させていきます。自社の位置を知り、目標数値に落とし込み、フォアキャスティングからの予測値とあるべき姿とのギャップを見える化し、その埋め方を考えていきます。
そして、ギャップの埋め方を知り、数値目標を決めていきます。
また、人財育成方法と組織の創り方を知り、自社の人員計画を創ることもおこないます。最終的には利益につなげていかなければなりません。
講師が唱える「こぼれない器創り」を理解し、経費削減目標を設定して、2030年までの経営計画案を作成していきます。
SDGsの17のゴールをすることだけでは、何のことかわかりません。
まずは169のターゲットに対し、やっている、やりたいといったようにいくつかに分けて分類し、それぞれについて、表に整理することで全体像が分かるようになります。そこから、現業と結びつけていき、どう活用していくかが見えてきます。
次に地域の課題は何か、それを解決するにはどうしたらいいのか、お客様の要望にはどのようなことがあるのか、といった外から内を見ていくという考え方をおこないました。この部分は次回までの宿題となりましたが、SDGsと事業や社会との結びつきが少しずつ理解できてきたのではないでしょうか。
次回からはこの続きをおこないながら、経営計画の下地を創り上げていきます。
企業経営は、利益追求だけではなく社会貢献なども求められる時代となってきました。これらの考え方や計画の創り方については、しっかりとした理論を身に着けていかないと、ただの思いつきになってしまったり、周辺環境との実態からかけ離れたものになってしまいます。会社の未来計画は、社員や地域社会にとってもとても大切なことです。改めておこなってみませんか?
第1回講座については、当日資料の提供及びビデオ視聴の提供をいたします。また、事務局にて講座内容についての個別フォローをいたします。
東京都港区虎ノ門 2-5-4 末広ビル 4F
TEL 03 - 3503 - 2868 FAX 03 - 3503 - 2869